FX業者はどうやって選択するか
国内には実に80社以上のFX業者が存在し、
それぞれに多様なサービスとキャンペーンを展開しているため、選択に迷う方も多いと思います。
しかし基本は、どのような取引を行うかを前提にして選定していくことが重要となります。
業者選定にあたってチェックすべき基本ポイントとしては
- (1) スプレッドの幅の狭さ
- (2) 約定力
- (3) 取引通貨単位
- (4) レバレッジ
- (5) スワップポイント
- (6) シストレなどの新しいサービス提供レベル
最低限上記の6つは比較検討項目として見て行く必要がありますが、あくまで自分がどのような取引をするかにあわせて選んでいくことが重要です。
売買方法
まず、売買方法で選択していくのが1つの視点となります。
最近流行りになっているスキャルピングという薄い利益を取って積み上げていく手法を中心に売買する場合には、スプレッドが狭く設定されている業者を利用したほうが、より短時間に確実に利益を確保することが可能になります。
約定力
またそれと同時に約定力の高い業者を選択することが重要になります。
業者によってはスリップを起こしてしまい指定価格で売買ができないということもありますから表面上のスプレッドが狭くても約定力のあるところでないとスキャルピングのような手法に業者の選定は重要な要素といえます。
取引通貨単位
取引通貨単位も重要です。
1万通貨からしか取引ができないと非常に大きな証拠金を最初から必要としますが、1000通貨単位からの取引が可能となれば総額で10万円程度からの証拠金取引でもまったく遜色なく売買が可能になります。
個人投資家にとってはこうした取引単位ベースでの業者選択は非常に大きなポイントといえます。
レバレッジは国内業者についてはすべて個人投資家は最大25倍の横並びとなっていますので、それを超えるものを必要とするのであれば海外の業者を選択するしかありませんが、様々なリスクも伴いますのでまずFXを始めるときには国内業者を選択するのがお勧めとなります。
スワップポイント
また、スワップポイントに着目して高金利通貨での金利をしっかり獲得するのであれば、取引通貨ペアのスワップポイントの高い業者を選択することが必須となります。
豪ドル円1万通貨でも1日のスワップポイントが85円以上のところもあれば45円以下のところもあるのが現状ですから、1ヶ月の運用で結構な差になるところもあるのです。
スプレッドとは別に有利な業者を選択していくことが必要です。
通貨ペア数
さらに、新興国通貨との通貨ペアを利用したり、ドルストレートで様々な通貨ペアを利用したりしていきたいと考えられる場合には、通貨ペアの設定の多い業者を選択していくことが重要になります。
国内では最大160種類以上の通貨ペアを提供する外資系証券会社もありますし、基本的な14~15種類だけを提供する店頭FX業者も存在しますので、その選択によっては利益機会が大きく異なることも予想されます。
最近流行りのシストレなどのサービスを提供する業者かどうかも判断要素としては当然考えられますが、
最初からシストレを実施するのでなければ、ある程度FXに習熟してからの選択肢としてとっておくのも1つの考え方となります。
このように自分がどのような取引を行うかによって
かなり業者選択のポイントも変わってくることになるのです。