ライフスタイルに合った投資スタイルの選択をしましょう
FXの投資・売買スタイルには実に様々なものがあります。
それぞれ解説してみます。
スキャルピング
《トレード時間:数秒〜5分程度》
短時間で少ない利益でも確実に稼いでいけるのが、スキャルピングです。
スキャルピングとはインディアンが頭の皮をはぐところから来ている言葉で、短期間売買を繰り返して薄利を積み上げていく取引手法のことをいいます。
長時間ポジションを持っていると流れが変わったりして大きなリスクに直面することがありますが、数十秒から数分の取引で利益をとっていくのがこの手法の基本ですから、トレンドをあまり気にすることなく取引できるところが魅力です。
想像していた方向と異なる方向に相場が動けばすぐに損切りというやり方をしていきますので、大きく負けることもなく、大きく証拠金を減らすこともない取引手法ということができます。
デイトレード
《トレード時間:5分〜3時間程度》
また、スキャルピングよりももう少し長くポジションを保持して1回当たりの利益をのばしていき、当日のうちに売買を完結させていくやり方がデイトレードです。
デイトレードは、上昇トレンドにおいては、押し目を狙って買い指値注文を入れ、逆に天井だと思ったところで売り注文を入れておきます。
一定の利益を確定させたいならリミットオーダーを出しておきます。
また下降トレンドではこれと反対に天井の位置で売り指値の注文を出し、底と思われるポイントでリミットオーダーを出していくこととなります。
スイングトレード
《トレード時間:3日〜1週間程度》
スイングトレードはデイトレードよりもさらに長くポジションを保有し、数日から数週間程度をターゲットにして行う相場の波の周期を利用したトレード法となります。
こうしたトレードではレバレッジも最大にせずに5倍から10倍程度に抑えながら1回で100PIPS以上を獲得する方法が主流となりますが、資金が潤沢な場合にはあえて25倍でチャレンジすることもあります。
チャートの1つの波が終了するまでポジションを維持する方法となりますが、スワップポイントを支払うような売買の仕方はさけるべきものとなります。またトレンドのはっきりでる通貨ペアを利用することが基本となります。
ポジショントレード
《トレード時間:半年〜数年程度》
さらに長いレンジでポジションを保有することをポジショントレードと呼びます。
このポジショントレードは数週間から、数ヶ月さらに1年近くに渡ってポジションを長期に持つようなトレード法です。
2012年の12月からはっきりとトレンドが発生したドル円などはこうしたポジショントレードにぴったりの通貨ペアであったということができますが、1年を通じてもそれほど多くのチャンスがめぐってくるわけではありませんので確実なトレンドが出るときに行うことが肝要となります。
このようにFXの取引方法にも様々なものがありますが、すべてがいつも使える手法ではありませんので、相場の状況に合わせて適宜選択して利用していくことが重要となります。