FXで値動きが活発になる「指標発表」とは
FXとは通貨対通貨の価値の変動にトレードするものです。
株は先物とは違って、「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」など価値の強弱を予測することで利益をあげることができます。
では、価値の強弱はどうやって予測するのかについてですが、通貨の価値というのはその国の経済力が直結しています。
経済力とは、内需や外需のほか、政治情勢などをトータルでみる必要があり、一筋縄ではいかないくらい難しいものですが、それぞれが数字で発表されます。
それが「指標発表」です。
最もレート変動が大きい米国雇用統計
FXは多くの通貨があります。
そのなかでも、他国の通貨の価値にも影響を与える通貨が「米ドル」「ユーロ」「ポンド」「円」です。
この主要国は世界中で必要とされている物を輸出していたり、お金の流通量が多いのが特徴です。
世界の中心ともいえる米国、その雇用の動向は景気を測る指数として世界中で重要視されています。米国雇用統計が悪いとそれまでの価値バランスが崩れますから、通貨の価値も変動します。
米国雇用統計は毎月第一金曜日に発表されますが、発表時はレートがいつもより活発に変動します。変動値幅も大きいですからトレードをするのに魅力的に映るかもしれませんね。
しかし、レート変動が活発だったり変動値幅が大きいことと勝てることはイコールではありません。
もちろん、変動値幅のすべてが予想通りにトレードできれば大きな利益となりますが、リスクもその分大きくなります。
米国雇用統計のときはスプレッドが大きく拡大しますし、レートの変動も世界中のトレーダーの思惑が錯綜しますから予想することは不可能といえます。
値幅は大きくて派手に見えますが、トレードするなら注意が必要です。